葬式の時に繰り上げ法要する家が増えてきた

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2019年03月09日

一般的な葬儀の日程としては、葬式を済ませたら1週間後に初七日、更に約1ヵ月後には四十九日法要を行う予定となっています。しかし、葬式に関連した法要を簡素にする風潮や、亡くなった方の意向、または遺族の都合によって、繰上げ法要という形を取るところが増えてきました。

繰り上げ法要とは、葬式と初七日、四十九日といった法要を全て一緒に執り行うことです。地域によっては四十九日まで一括で行うことは多く、北海道では四十九日まで行うことが当たり前となっています。本州でも初七日まで込みで繰上げ法要を執り行うところは多くなってきました。

初七日を繰上げで行う場合には、亡くなられた方のご遺体を荼毘に付す前か、後かによって呼び方は異なります。しかし、どちらも葬式の後に初七日を同時に行うことにかわりはないため、それほど気にしなくていいでしょう。ただし、四十九日を別で行う場合には、火葬の前に初七日を行い、火葬を済ませて精進落としの時に四十九日の相談をすることが少なくありません。どのタイプが向いているのかは、親族によって異なりますので、事前に打ち合わせておくと親戚の反対を受けずにスムーズに執り行えるでしょう。なくなる前に意向を聞いておく事も必要ですが、前もって親族間で話し合っておき、万が一の時に供えておいてください。

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