あの世とこの世をつなぐ道標となるろうそくの炎

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2021年05月06日

いくつもの宗派はあるものの仏教の葬儀には、必ず祭壇上にぼんやりとして明るい光のろうそくの火が灯されます。なぜ電球などの光ではなくろうそくを使うかには理由があり、仏の光明の象徴としてあるのが、幻想的にも見えるろうそくの炎であるためです。祭壇にはろうそくだけではなく、他にも様々なものが供えられます。人間は誰しも多かれ少なかれ闇を抱える部分がありますが、それが煩悩とか愚かしさといった面です。特別なことではなく誰でも持ち合わせている部分であり、こうした闇を仏の光で明るく照らしてくれるのがろうそくの役割でもあります。

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